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春に増える介護施設の送迎事故
春は利用者さんの外出意欲が高まり、送迎業務がにぎわう季節です。
しかし同時に、3〜4月は送迎事故が最も増えやすい時期でもあります。
季節の変化だけでなく、年度替わり特有の環境要因が重なるためです。
■なぜ春は送迎事故が増えるのか?
⇒冬の運動不足による筋力低下
冬の間に外出量が減った利用者さんは、足腰が弱りがち。
春になってもバランスが安定せず、乗り降り時のふらつきや転倒が増えます。
■花粉症による視界不良
高齢者の花粉症も増えており、目のかゆみやくしゃみで注意力が低下。
小さな段差に気づけず転倒につながるケースがあります。
■新人スタッフ・ドライバーの増加
3〜4月は新人が多く経験が浅いため、声掛けのタイミングや運転操作のミスが起きやすい時期です。
■交通量が増える季節
通学・通勤が増えることで歩行者・自転車との接触リスクが全体的に上昇します。
【実際に多い事故3タイプ】
①乗り降り時の転倒
もっとも多い事故。ステップを踏み外す、手すりを離すなど、
ほんの一瞬の油断が大事故につながります。
②車両の接触・バック事故
狭い道路での接触、駐車場での後退時事故が増加。新人だけでなくベテランでも注意が必要です。
③情報共有不足による誤送迎
契約更新や曜日変更が増える時期のため、お迎え忘れや時間間違いなどヒューマンエラーが起こりやすくなります。
【春に強化したい送迎安全対策】
■基本の声掛け・見守りを再確認
「段差あります」「立ち上がりますよ」など、質の高い声掛けは転倒率を大きく下げます。
■ルートと車両点検の徹底
春の交通量や周囲環境を踏まえて、
狭い道・逆光になりやすい時間帯の見直しが効果的です。
■新人スタッフへの“春特有の事故”研修
季節性を押さえた研修が、ヒューマンエラーを大幅に減らします。
【万が一に備える補償の見直しも重要】
送迎中の事故は、思った以上に賠償トラブルに発展しやすい分野です。
•乗降中の転倒
•送迎車の接触事故
•外出中のケガ
年度替わりは、「事故はどこまで補償されているか」を確認する最適なタイミングです。
基本動作の徹底・ルート点検・新人教育・補償の見直しを行うことで、
事故の多い時期を安全に乗り切れます。
この時期に一度、安全体制を見直してみてください。